米子城の奇石「鯛石」の奇跡のストーリー

11月17日、先日、美術館に立ち寄っていただいたことがきっかけで米子城の日の出&鯛石をご案内したお客さまから、素敵な絵手紙をいただきました。可愛らしさ増し増しの鯛石がなんだか神々しい!

まったく縁もゆかりもないところから鯛石の絵手紙に結びついた偶然の積み重ねがすごいなと思って。これはまさに、米子の総合力が生んだ米子城の奇石「鯛石」の奇跡のストーリーではないでしょうか。

米子駅に着いて、
観光案内所に寄らなければ、
案内所で、あの女性の方に、実に懇切丁寧に、道、時間など説明頂かなかったら、(城跡に登らなかった)、
城跡で地図の歴史館の表示を見つけて、歴史館に行こうと思わなければ、
歴史館が休館でなければ、
美術館に行こうと思わなければ、
美術館の受付の女性に帰りお礼を言った際に「城跡から見る大山から昇る朝日がきれいなんですよ。」と言われなければ、
そこで、明日の日の出は何時なんですかねとつぶやいていなかったら、
二階でお会いしたOさんにもう一度お会いすることはなかったし、多分翌朝登っていなかった。
そんな”たられば”の話をしながら帰ってきました。

と、さらに付け加えるならば、
その日ぼくが美術館で当番をしていなければ、
今回に限って「鯛石を米子城名物にしタイ」キャンペーンという怪しげな布教活動をしていなければ、
美術館の職員さんが日の出時間を把握していてぼくに確認しにこなければ、(翌朝の登城計画にぼくは加わらなかった)…

こうなってくると歴史館が休みだったことさえ何かの計らいではなかったのかと思えてくるほどで、一つひとつの小さな偶然をおろそかにはできないなと考えさせられた次第です。

[  Y.OKA ]
撮影日時:2025/11/17 - 00:00