新しい登城路を上がってみた
6月1日、家人を連れて久しぶりに日南町美術館に行った帰り、ひょんなことから新しい登城路で米子城に上がってみたいという話になって、よもやの日中登城。しかもこれが、湊山公園側ルート整備後初チャレンジなのである。
新登城路は一見するとただのコンクリート階段のように見えるが、実は史跡保存のため既存の登城路にコンクリート成形物を被せていくような工法で作られている。不整形な既存の石段やスロープを傷めぬよう現場合わせで調整していくのは超大変だったに違いない。
しかしまあ、そのおかげで整備前と比べると断然歩きやすくなっているのは確か。自分的にはとにかく天守まで最短の二の丸ルート一択だが、登城フレイルの年配者等にとって新登城路は福音になっているようである。
それにしても、早朝、夕刻以外の「普通」の米子城はなかなかに新鮮である。真昼間の空の青や山の緑、街のカラフルな感じが小っ恥ずかしいくらいに眩しく映る。
新緑~初夏シーズンならではのパノラマ眺望をひとしきり堪能したあとは、いつもと違う水手御門からの下山。中腹の石仏コースをぐるり回って内膳丸別れに合流するコースだ。なんだか今日は、レア体験いっぱいの一日小旅になったような気がする。
[
Y.OKA ]
撮影日時:2025/06/01 - 00:00