橙の道と赤の道
5月14日、最近定番の低いポジションに漂う墨流しのような雲が怪しい雰囲気を醸し出している夕暮れであるが、昨日と比べると少しばかりライトな感じがしないでもない。も、もしかすると今日…
天守に着いた頃にちょうど日が傾き始めたようなタイミングで、燦燦と降り注ぐ陽光が眩しすぎるくらいだ。この調子でいけば日没手前あたりで八尋鼻-萱島センターラインのオレンジロードを拝めるカモ🦆。もしかすると今日は…と皆さんが期待したに違いない。
ところが、さっきまであれだけ力強かった光の道も、太陽高度が下がってくるにつれて急激に弱々しくなっていって、もしかすると今日も…などと気をもませながら、しまいには空と中海に溶け込むようにして消えてしまった。
とはいえ、ギラギラと輝くゴールデンロード(黄金の道)や真っ赤に燃え尽きるが如き手牡丹太陽の美しさを堪能したのは幸せである。夜は夜で、アフターフラワームーンとなる十六夜月の眼底写真級鈍黄色が見事だった。
[
Y.OKA ]
撮影日時:0000/00/00 - 00:00