8月の満月、お見事！

8月20日、「スタージョンムーン（チョウザメ月）」の待ち受けメインでの夕刻登城である。番所跡からのライトアップを眺めながら天守に到達。中海向きのベンチに一人座って中海を眺めていた女性に「中海の夕暮れが素晴らしかった。せっかくだから日の出も見たいが何時頃か」と尋ねられる。中年層の女性で、青春18きっぷを買って東京から京都経由で米子まで来たのだという。

初見の米子城にこの時間帯、一人で登城してきて中海グラデーションの終了まで見届けようという度胸につい、ガイド魂が呼応してしまって、四季絶景などいろいろ説明しているうちに肝心のグラデーションを撮り損ねてしまう。うう…今日は満月なのだと教えて差しあげたら、ではそれを見てから下りるということになって、それから離れた場所に移動して月の出待ち。若干雲行きが怪しかったが、やがて大山の山頂横から見事な満月が！少し離れた背後から「わー！」という歓声が上がった。

8月25日、夏の米子の夜を彩るマチノヒカリ米子城ライトアップが終了したところでざっくりまとめ。今回は、激暑を乗り切るため清涼感溢れるホワイトカラーを軸に、とりだい病院連携「ハートウィーク」企画のレッドライトアップをはさんでの25日間展開。花火や夕日、満月とのコラボ、ボランティア除草の「天守之大掃除」などのサイドストーリーが楽しめるのもいい。時間帯や視点を変えると見え方が全然違うので、マイ・フェバリット・ポイントを見つけるのも一興である。