明けの明星
12月9日、いよいよ「まちゼミ」の最終回。今回のシリーズはコロコロと日替わりのように変動する天気予測に翻弄されながらたどり着いた最終回なので、感慨もひとしおだなあと思いつつ空を見上げると、文句なしの晴れ空にくっきり三日月と星たち。
月の下側にひときわ明るく輝く星が金星で、まさに「明けの明星」にふさわしい佇まい。この金星と月を結んだ延長線上にあって渋シャープに輝くのがスピカであるが、そんなことは後で調べてわかったことでリアルタイムの現場では、とにかくこの三星一直線構造の美しさにただただ心を引きつけられるという図式。
そんなわけで夜が明けないうちから盛り上がり、やがて日の出を迎えたあとはちゃんと十月桜で花見をし、「鯛石」を愛でてから逆回しVR実況をやりながら下山するという3時間超の濃密ロングツアー。こうして「まちゼミ」が無事終了したのも、もしかすると鯛石のご利益だったのかもしれない…。
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Y.OKA ]